2013年08月09日

景気と商品!?


一般的に、

株価は常に景気との関係で動きますね。

景気がよければ株価は上がり、

景気が悪ければ株価は下がります。

株価と景気の関係を把握するには、

マーケット関係者、投資家の間では

どんな時代でも大きなテーマとなっています。

株価の将来を予想するには、

いつも景気の先行きがどうなって行くのかを

見ておかなければなりません。

そこで、

大きな問題にぶつかります。

それは、株価は常に景気に先行して

動くという習性があるからです。

株価の底値は景気のボトムよりも早く訪れ、

株価の天井は景気のピークよりも

早めにやってきます。

株価を見るには、

景気の動きを見ておくのが一番ですが、

肝心な景気はいつも株価より

遅れて動いています。

そうすると、

毎月発表される経済統計を追いかけて

いるだけでは株価の動きについて

行くことはできないということになります。

では、

このギャップを埋めるには

どうしたらよいでしょう?

その、

ひとつの方法として、

商品市況の動きを

追いかけることが考えられます。

商品市況とは、

あらゆるモノの値段の動きのことです。

農産物や工業品などたくさんの品目が

商品取引所に上場されており、

株価と同じように毎日そこで刻々と

取引されています。


例えば、

農産物の品目で海外はシカゴのトウモロコシ、

大豆、ニューヨークのアラビカ・コーヒー、

ロンドンのロブスターコーヒー、

砂糖などがあります。

また、

工業品ではシカゴの金、銀、

ニューヨークの原油、ガソリン、プラチナなどで、

日本でも、東京商品取引所で

大豆、小豆、トウモロコシ、粗糖、コーヒー、

金、銀、白金、パラジウム、ゴム、

原油、ガソリン、灯油、アルミニウムなどが

取引されています。

最近では、原油価格の高騰や穀物の高騰が

話題になっています。

株式市場と商品市場、

同じようなマーケットとして機能は

非常に似ていても、

そこには大きな違いが存在します。


まず、

株式市場では、

株価は「個々の企業の株価」として

取引されています。

そこでは毎日たくさんの情報・ニュースが

飛び交います。

ある企業は非常にすばらしい好決算を

出したかと思えば、

別の企業は失望感を誘う減益決算を

発表したりします。

商品取引所では、

大豆は大豆、アルミはアルミ、原油は原油、

という単品で取引されます。

この点に両者の大きな違いがあります。

株式市場では個々の企業の株価は、

決算発表や工場火災のような突発的な事故、

あるいは、経営者の交代、企業買収のような

個別ニュースにより影響を受けます。

しかし、

商品市場では、

そのような個々の品目のニュースは、

株式市場ほどには多くありません。

商品相場を動かす最大の力は、

経済の先行き、見通しにかかってきます。

景気がよければ、原油やアルミに対する

需要が増えます。

住宅・ビル建築ブームに沸けば、

鉄骨の値段やその原料となる鉄鉱石の

値段が上がります。

窓のサッシに使われるアルミの

取引量も増えるでしょう。

反対に景気が悪くなれば、

これらの需要は減って値段は下がります。

モノの値段を決めるのが、

「需要と供給」の根本原則です。

その原則が、

単品で取引されている商品市場では

株式市場よりも強く表れます。

つまり、

景気の動きをダイレクトに反映するのは、

株価以上に商品の動きに具わっているといえます。

証券市場や金融市場だけではなく、

商品市場にも目を向ける事で、

違った情報を得ることが出来ます。


日経新聞には、

商品市況も掲載されていますね。

それだけ、経済には重要な取引なのです。



posted by インストラクター at 12:26| お金の勉強